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アメリカ車メーカーとエンブレムの知識まとめ集

アメ車のエンブレムは11社(メーカー)を押さえよう

クルマが「日常の足」であるアメリカ。アメ車と言えば、

  • 外界と隔絶された移動ラウンジ体験
  • 外大柄なボディサイズ
  • 外大排気量がアメ車のかっこよさ
  • 外公道の圧倒的存在感

の特徴がよく言われますが、今となってはアメ車も多様化し、いろんなタイプの車が存在します。

今回はアメリカ車のメーカー(エムブレム)を11社振り返って、アメリカの自動車メーカー(エムブレム)についての理解を深めていきたいと思います。

1、BUICK(ビュイック)

起源となるビュイック・モーター社は1903年に設立。現在はゼネラルモータースのブランドの一つでシボレーより上級、プレミアムブランドのキャデラックよりは下のポジションという位置づけになっています。

日本へも高級ブランド車として正規輸入されていた時期がありましたが、現在は北米と中国のみで展開。

photo by Boykov / Shutterstock.com

上記は2019年モデルとして生まれ変わったREGAL GS(リーガルジーエス)です。5ドアハッチバックとワゴンを設定、3.0リットル、V6エンジンを搭載した高性能使用で、エアロパーツが装着され、バンパーがダイナミックなデザインになっています。稼働方式はAWD。

2、CADILLAC(キャデラック)

歴代アメリカ大統領をはじめ世界各地地のVIPを顧客に持つ、アメリカを代表する高級ブランドです。その歴史は1902年にはじまり、2009年にゼネラルマネージャーに統合。

 

エムブレムの由来

アメリカの開拓時代、デトロイトの町を開いたフランスの探検家「アントワーヌ・ド・ラ・モス・キャデラック」。デトロイトの父として親しまれている彼に敬意を表し、 高級乗用車に彼の名前が付けられたのがネームの由来。エンブレムは、伯爵家であるキャデラックの家の紋章を基に、ヨーロッパのアーティスト、ピートモンドリアンによってアレンジされたもの。

3、CHEVROLET(シボレー)

日本ではスポーティーな印象が強いシボレーですが、ゼネラルマネージャー内においては、大衆車ブランドに位置され、ピックアップからミニバンまでバリエーションが豊富に揃っています。世界中で最も親しまれるアメリカンブランドの地位を確立しています。

photo by Jonathan Weiss / Shutterstock.com

エムブレムの由来

シボレーの名は、創設者ルイス・シボレーにちなんだもの。レーシングドライバーとして、またレーシングチームのマネージメントにも優れた才能を発揮していた彼は、 小型車設計の依頼を受け、完成したクルマにシボレーと命名したのが始まり。1908年、デュラント社長は旅行先のフランスでホテルの壁紙を見て、これは使える!と思い、それをシボレーのエンブレムにしたのが由来。 その形が蝶ネクタイに似てることから、ボウタイと呼ばれるようになったとのこと。ちなみにボウタイとは英語で「蝶ネクタイ」のこと。

4、CHRYSLER(クライスラー)

1925年にウォルター・クライスラーが設立。ダッジやアメリカンもたーずを買収するなど規模を拡大。フォードやGMと比較すると、先進性の高い技術や独創的なデザインを率先して取り入れたものの市場受けが悪く、1998年にダイムラー・ベンツ社と合併。リーマンショックの影響で、ベンツとの合併が解消し、経営破綻に見舞われるものの、フィアットがクライスラーの株式を100%所有し、統合。現在ではフィアットの完全な子会社になっています。

エムブレムの由来

このウイングバッチは、1924年、ウォルター・P・クライスラーが世に送り出したクライスラーブランド初の自動車に使用された「ゴールドシール」のエンブレムと、 翼(ウイング)の印のある当時のラジエターキャップを組み合わせたもので、パワーと飛翔のイメージのシンボルです。クライスラーの五角形のロゴは「五芒星(ごぼうせい)=ペンタスター」を表したものになります。

5、DODGE(ダッジ)

1901年にカナダに創設された自動車販売会社ダッジブラザースバイシクル&モーターファクトリーが起源です。1928年にはクライスラーへ売却され、クライスラーグループの中で、マッスルカーやスポーティーなモデルに力を入れたブランドになっています。古き良きアメリカンを感じさえる商品展開が受け入れられています。

ロゴの由来

1930年代初め、後にダッジの象徴となる「ラム」のフードマスコットの使用が開始されました。 そして1950年代には、広告にて「優れた信頼性」をアピールするため、逞しい雄羊(ラム)のイラストが多用されていきます。 最近では、ダッジブランドのラムという名前のピックアップやバンはタフなイメージで根強い人気を保っていて、現在のロゴが使用され始めたのは1990年代後半から。

ダッジは車のフロントにはロゴ型のエンブレムはなく、背面にダッジの文字がアルファベットで入っていることがほとんどです。

6、FORD(フォード)

1903年にアメリカのミシガン州ディアボーンにおいて、ヘンリー・フォードの手により創業。1913年にベルトコンベア式の自動車大量生産化をいち早く実現。現在は六大陸に60ヵ所以上の生産拠点を持ち、開発から生産までを世界的に一元化する「One Ford」戦略を推進指定ます。

エンブレムの由来

フォードのエンブレムは、同社初のチーフエンジニア兼デザイナーのチャイルド・ハロウド・ウィルスが考案したものが原型と言われています。 フォード・オーバルは、1912年頃からディーラー識別標として使われており、現在のフォード・オーバルは1928年に初めてラジエーター・エンブレムとして使用されて以来、 そのデザインはほとんど変わっておらず、現在に受け継がれています。

7、GMC(ジーエムシー)

1901年に誕生し、1909年にGM社によって買収。1912年にニューヨークオートショーでGMCトラックとして華々しくデビュー。GM社のトラック&SUVレンジを担うブランドとして長きにわたる歴史を持っています。

エンブレムの由来

「GMC」は、アメリカの「GM」が展開している商用車、ライトトラックのブランドです。GMが「ゼネラル・モーターズ」の略に対し、GMCは「ゼネラル・モーターズ・カンパニー」の略と言われていますが、GMCの前身であるラピッド・モーター・ビークル・カンパニーを創立させた「マックス・グラボウスキー(Max Grabowsky)」の「G」とも言われているようです。そんな「GMC」のアルファベットを表しているエンブレムとなっています。

8、JEEP(ジープ)

ジープの歴史は、第二次世界大戦中の1941年にウイリス・オーバーランド社が開発し、華々しくデビューした4WD車までさかのぼります。 有用性が認められ、約60万台以上を量産。ウイリス・オーバーランド社によって商標登録されたのが始まりです。販売面を含めて、日本で最も成功したアメ車ブランドと言われています。

エンブレムの由来

名前の由来については、議論が絶えません。有力なのは、アメリカ軍の偵察車「ジェネラル・パーパス」の頭文字「GP」を早口で発音したという説です。

9、LINCOLN(リンカーン)

キャデラックの創始者でもあるヘンリー・マーティン・リーランドによってえ1917年に設立された高級ブランドです。1922年にフォードモーターに買収され、別に設立されていたエンジン専門メーカーのリンカーンモターカンパニーが子会社として組み込まれることになりました。

エンブレムの由来

エンブレムデザインはダイヤモンドの光芒を象っている。自動車産業において、もっとも歴史の古いモデルの一つであるリンカーン。 そのリンカーンモーター社が誕生したのは1917年。創始者ヘンリー・リーランドが尊敬していたエイブラハム・リンカーンから名付けた。 歴代の大統領はもとより、アメリカを代表する多くの人々からその成功の証として厚いまなざしを注がれている。

10、RAM(ラム)

ラムトラックが有名で、1994年デビューの二代目は力強いデザインが話題を呼んで大ヒット。以降、人気ブランドとなり、ラムとしてダッジから独立。

エンブレムの由来

先ほど紹介したDODGE(ダッジ)にそっくりですよね。もともとラムはダッジのブランド内に存在していて、2010年からラム・トラックスとして独立したため、ダッジと同じようなエンブレムになっています。

11、TESLA(テスラ)

2004年に気有用かイーロン・マスクが立ち上げた自動車会社。EV(電気自動車)を専門に扱い、2008年に発売した初の生産車はロータス・エリーゼの車体に独自開発の電動ユニットを組み込んだロードスターです。

エンブレムの由来

スラのブランドエンブレムは、チーフデザイナーの Franz von Holzahausen により考案、刷新されました。2012投入予定の4ドアセダン、 モデル S をデザインする際、Franz はボンネットのエンブレム用に、元のロゴから「テスラ T」のデザインを創り出しました。 テスラ T はテスラブランドを象徴するシンボル。赤の背景にテスラ T とテスラの文字を白く刳り抜くことで、デザインを強調し、インパクトを出しています。

最後に:アメ車というどこかノスタルジーな香りが良い

日本ではコンパクトカーの外車が受け入れられていて、「アメ車」という響きが、過去のイケイケな骨太感を感じさせる、どこか心地よいノスタルジーな香りを感じます。そう考えると、アメ車が日本に浸透しているのはとても興味深い事実ですよね。最近では、日本に親和性の高いラインナップを続々と生み出しています。アメ車はヨーロッパの車とは違った多様性を感じられますので、ぜひ、アメ車も注目してみて下さい。