車は持ってないけど、みんなでドライブに行こうと思ったとき、レンタカーを借りるという選択肢が出てきますよね。レンタカーは必要な時だけ借りることができ、今では格安のレンタカーも増えたことで以前より借りやすくなりました。複数人で旅行に行く際は、とても便利なレンタカーですが、はじめて借りる際は少し注意が必要です。借りる上での条件がある他、保険なども考えておかないと、事故をした際、大変な目にあう可能性があります。
そこで今回は、はじめてレンタカーを借りる方向けに、注意点や安全運転のコツなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
レンタカーでドライブデビューする人も
車は維持費が高く買うのは難しいという方でも、レンタカーであれば気軽に借りて運転することができます。そのため、ペーパードライバーの方がレンタカーを借りるということも珍しくありません。電車などに比べ車での移動はとても楽ですよね。行きたい店にも最短で向かうことができます。また、泊りでの旅行の場合、大きな荷物を持って移動しなくて良い点なども、レンタカーを借りたくなる理由の一つではないかと思います。
この記事では、レンタカーでドライブデビューするというような、初心者の方に向けて注意点をご紹介します。
はじめてレンタカーを借りる際の注意点
はじめてレンタカーを借りる上での注意点は、3つあります。
レンタカーには貸し出しの条件がある
レンタカー会社によりますが、貸し出しの条件を設けている場合があります。
例えば、
・免許取得から半年以上たっている場合
・一部の車種は21歳以上からしか借りれない
・運転に不慣れだと判断された場合、説明を聞かなければならない
このような条件があることもあるのです。
説明を聞くだけで借りられるのであれば問題ありませんが、大学生などのような若い方の場合、そもそも貸出条件に入っていない可能性もあります。せっかくみんなと休みを合わせ、楽しみにしていたのに、当日借りれない状態になってしまったということのないよう、事前に自分が貸し出し条件の範囲に含まれているのかを確認しておきましょう。
万が一の場合に備えて保険に入っておく
レンタカーには基本の補償として
・対人補償
・対物補償
・車両補償
・人身傷害補償
に入っています。
借りる際、必ず自動車保険に加入するというルールがあります。しかし、基本的な補償しか入っていない場合、事故をした際、免責分の支払い義務が発生します。修理額としての金額はレンタカー会社によって違いはあるものの、5万円〜10万円程度としている会社も多くあります。
また、大きな事故の場合修理期間、レンタカーを貸し出せないことになるので、その分の休業補償の支払いが発生する可能性も。休業保障のことをノンオペレーションチャージと呼びます。はじめての運転は不慣れなことが多く、事故を起こす可能性が高いです。そのため、できれば免責補償サービスやノンオペレーションチャージ補償などに加入しておくことをおすすめします。
遠出するならETCの有無を確認しておく
もし、高速道路を走る予定であれば、ETCの有無を確認しておくことも大切です。自分でETCカードを持っている場合はもちろん、仮に作っていない場合でも、ETCカードを借りることができます。現金で支払っても問題はないものの、ETCを利用すれば出入りがスムーズなうえ、場合によっては夜間割引なども受けることができます。割り勘の計算も楽になるので、少しでも使う予定があるならETCの装備を確認しておきましょう。
はじめてのレンタカーで安全に運転するコツ
いくら補償に加入したとしても、事故をしてはせっかくの旅行が台無しになってしまいます。そこで、事故を起こさないよう、安全運転のコツをご紹介します。
できるだけ大きな道を選ぶ
初心者ドライバーの場合、住宅街のような狭い道では、車幅が分からず電柱にこすってしまったりとちょっとした事故を起こしてしまう可能性が高いです。そのため、できるだけ大きな道を選んで走るようにしましょう。大きな道であれば、カーブも曲がりやすいですし、片道2車線であれば煽ってきそうな速い車の前に出る必要がなくなります。
時間に余裕を持って移動する
時間の余裕のなさも事故に直結します。時間に余裕がないと、気持ち的にも余裕がなくなり、安全確認を省略したり、スピードを出しすぎてしまいます。ベテランのドライバーでも、時間に余裕がないときは事故を起こしやすいです。余裕を持って運転するためには、事前に移動時間を調べておく必要があります。
車間距離を開ける
車間距離を詰めすぎると、とっさの場面で反応が遅れ事故につながります。前を走っている車が突然急ブレーキを踏むかもしれません。安全にドライブを楽しむためにも、できるだけ車間距離を開けるようにしましょう。
事故をしては意味がない!安全に楽しいドライブを
この記事では、はじめてレンタカーを借りる際の注意点や安全運転のコツなどをご紹介しました。せっかくの旅行でも事故をしてしまった時点で楽しい旅行ではなくなります。また、事故を起こした後は、保険会社やレンタカー会社に連絡を入れたり、損傷具合を確認しなければならず、長時間その場を動けなくなります。
また、大きな事故を起こしてしまうとトラウマになり、車の運転が楽しいものでなくなってしまう可能性もあるので、安全面だけは注意しながら旅行を楽しみましょう。