知っているだけで
数十万円得する
自動車保険の知識
保険のプロではなく、修理のプロだから言える
「本当に得する」保険の使い方をわかりやすく解説します
対応実績
280件/年
業界経験
17年
こんなお悩みありませんか?
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判断できない
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そのお悩み、
現場目線の解説で解決します!
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16万円
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1等級ダウンで対応
正しい知識で
判断が変わる!
17年間、年間280件以上の保険修理を扱ってきた中で、お客様から最も多く聞かれるのが「この用語、結局どういう意味ですか?」という質問です。
保険会社のパンフレットを読んでも、正直よくわからない。ネットで調べても、どのサイトも同じような説明ばかり。——そう思いませんか?
この記事では、実際の事故対応で「知っていれば損しなかった」「理解していれば判断が変わった」という用語に絞って、現場目線でわかりやすく解説します。辞書的な説明だけでなく、「車両保険はいくらから使うべきか」「保険を使う・使わないの計算方法」までお伝えします。
📚 この記事でわかること
- 1自損事故の落とし穴
- 2車両保険の「全損の壁」
- 3人身傷害と搭乗者傷害の違い
- 4対物・対人の盲点
- 5免責金額の賢い設定
- 6等級の仕組みと事故有係数
- 7弁護士特約が必要な理由
- ★保険を使う?使わない?判断フロー
自損事故
「誰も悪くない」が一番厄介な理由
自損事故は、相手がいない単独の交通事故です。電柱への激突、ガードレールとの接触、溝への脱輪などが該当します。
ここで正直に言います。自損事故が一番「損しやすい」事故です。
なぜか?相手がいないから、保険を使うかどうかの判断を100%自分でしなければならないからです。
先日も、駐車場で縁石に乗り上げてバンパーを損傷したお客様がいらっしゃいました。見積もり8万円。「保険で直します」と即答されましたが、私は止めました。
等級が3つ下がり、向こう3年間で保険料が約9万円上がる計算だったからです。
計算してみると…
修理代 8万円 < 保険料UP 9万円
→ 保険を使うと1万円損!8万円の修理代を保険で払って、9万円損する。これ、笑えない話なんです。
車両保険
「入っているから安心」の落とし穴
車両保険とは、自分の車が損害を受けた場合に保険金が支払われる保険です。交通事故だけでなく、落下物、火災、台風、いたずらなども含まれます。
「車両保険に入っているから、どんな修理でも保険で直せる」——これ、違います。
修理費用が車の時価額を超えると「全損」扱いになり、修理代全額ではなく車の価値分しか支払われません。
10年落ちの車で時価30万円、修理代50万円。この場合、30万円しか出ません。残り20万円は自腹です。
古い車を大事に乗っている方ほど、この「全損の壁」に泣かされます。年式が古くなるほど時価は下がりますから。
搭乗者傷害保険と人身傷害補償保険
似て非なる2つの保険
この2つ、名前が似ているせいで混同される方がとても多いです。私も最初は違いがわかりませんでした。
| 項目 | 搭乗者傷害保険 | 人身傷害補償保険 |
|---|---|---|
| 支払方式 | 定額払い | 実損払い |
| 支払額 | 入院1日○円など | 実際の損害額 |
| 過失割合 | 関係なし | 関係なし |
実際にあったケースをお話しします。追突事故で首を痛め、3ヶ月通院したお客様。
搭乗者傷害保険からは約18万円(定額計算)
人身傷害補償保険からは治療費・休業損害含め約45万円
両方加入していたので、合計約63万円が支払われました。
対物賠償保険
「無制限」でも足りないことがある
対物賠償保険とは、事故で他人のモノを壊した場合に補償される保険です。相手の車、建物の壁、電柱、ガードレールなど。
多くの方が「対物無制限」に加入しているので安心されていますが、ここに盲点があります。
支払われるのは「時価額」までです。
相手の車が15年落ちの軽自動車、時価20万円。ところが修理代は35万円。この場合、対物賠償から出るのは20万円だけ。
相手は15万円の修理代を払えず、「直せないから弁償しろ」とトラブルになる。——実際にあった話です。
だから「対物超過修理費用補償特約」が大事なんです。月々約100円で、30万円のトラブルを回避できます。
対人賠償保険
家族は対象外という衝撃の事実
対人賠償保険とは、事故で他人を死傷させた場合に保険金が支払われる保険です。自賠責保険の上限を超えた分が対象になります。
運転者本人や家族は「他人」ではありません。対象外です。
「え、じゃあ家族を乗せてて事故したら?」——そう思いますよね。その場合は人身傷害補償保険でカバーします。
| 保険種類 | 補償対象 |
|---|---|
| 対人賠償 | 歩行者、相手の運転者・同乗者 (=他人への補償) |
| 人身傷害補償 | 自分・家族を含む搭乗者 (=自分側への補償) |
車両免責金額
「0円」が必ずしも正解ではない理由
車両免責金額とは、車両事故で保険金が支払われる際の「自己負担金額」です。免責10万円なら、損害額のうち10万円は自分で払います。
「免責0円の方が得じゃないの?」——そう思うのが普通です。でも、少し待ってください。
免責金額を高く設定すると、その分保険料が安くなります。免責10万円と免責0円では、年間保険料が1万円以上違うことも珍しくありません。
5年間無事故なら…
保険料の差額で 5万円以上 浮く!
「貯金が50万円以上ある方は免責5〜10万円でも大丈夫。急な出費に対応できますから。貯金が心許ない方は免責0円で安心を買う」
— お客様によくするアドバイス
ノンフリート等級
1から20まで、知らないと損する仕組み
ノンフリート等級とは、保険料の割引・割増を決める「ランク」のようなものです。1等級から20等級まであり、数字が大きいほど割引率が高くなります。
新規加入は通常6等級からスタート。1年間無事故なら1等級アップ。事故で保険を使うと3等級ダウン(通常の事故の場合)。
「事故あり等級」と「事故なし等級」では、同じ等級でも保険料が違います。
例えば、15等級で事故を起こして12等級に下がった場合。同じ12等級でも、「事故あり12等級」は「事故なし12等級」より保険料が高い。しかも、この「事故あり」状態が3年間続きます。
等級が下がる + 事故あり係数が3年続く
このダブルパンチが「保険を使うと損」と言われる理由です。
3等級・1等級・ノーカウント事故
使っても等級が下がらない場合がある
保険を使うと必ず3等級下がる、と思っていませんか?実は違います。
| 種類 | 等級への影響 | 該当例 |
|---|---|---|
| 3等級ダウン | 3等級下がる | 一般的な交通事故 |
| 1等級ダウン | 1等級だけ下がる | 火災・盗難・台風など |
| ノーカウント | 等級に影響なし | 人身傷害・弁護士特約など |
先日、台風でフロントガラスにヒビが入ったお客様がいらっしゃいました。交換費用は約12万円。
「3等級下がるんでしょ?だったら自費で…」と言われましたが、「1等級ダウンなので、保険を使った方がお得ですよ」とお伝えしました。
知らなければ12万円損するところでした。
弁護士費用特約
「もらい事故」でこそ必要な理由
弁護士費用特約とは、弁護士への相談・依頼費用が補償される特約です。年間の保険料は2,000円程度と安いのに、いざという時に心強い。
「弁護士なんて大げさじゃない?」——そう思う方も多いです。でも、一番使う場面は「もらい事故」なんです。
過失割合が10:0(相手が100%悪い)の場合、あなたの保険会社は示談交渉ができません。
なぜか?あなたに支払う保険金がないから、「当事者」として交渉する権利がないんです。法律(弁護士法72条)でそう決まっています。
つまり、もらい事故だとあなた一人で相手の保険会社と交渉しなければならない。プロの保険会社と素人のあなた。どちらが有利か、想像つきますよね。
年間約2,000円で弁護士に交渉を任せられる
着手金15万円、成功報酬10%…といった費用も、特約でカバー
→ 入っていない方は今すぐ追加してください
運転者年齢条件と運転者限定
保険料を下げる「裏技」
運転者年齢条件は、補償する運転者の年齢を限定する設定です。「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」「35歳以上」などがあり、年齢制限が厳しいほど保険料が安くなります。
運転者限定は、補償される運転者を限定する特約です。「限定なし」「家族限定」「夫婦限定」「本人限定」などがあり、範囲が狭いほど保険料が安くなります。
50歳のご夫婦だけが運転する場合
「35歳以上・夫婦限定」で
年間 2〜3万円 節約!
設定を忘れると補償されません
お子さんが18歳で免許を取ったのに「35歳以上」のまま。お子さんが事故を起こしたら、保険が使えない。——これ、実際に起こるトラブルです。
家族構成が変わったら、必ず保険の見直しをしてください。
過失割合
「8:2」でも納得できない理由
過失割合とは、事故における「自分の責任」と「相手の責任」を割合で表したものです。過去の裁判例を基準に、保険会社同士が交渉して決めます。
明らかに相手が悪いのに、なぜ8:2なんですか?
— 多くの方が感じる不満
交差点での事故で、相手が信号無視。それでも「あなたにも注意義務があった」として、8:2や9:1になることがあります。10:0は、よほど明確な「もらい事故」でないと認められません。
過失割合が8:2だと、相手の損害の2割を自分が負担します。相手の修理代が100万円なら、20万円は自分の対物賠償から支払われます。
納得できない場合は、弁護士費用特約を使って争うことも選択肢の一つです。
全損
「廃車」とは違う、もう一つの意味
全損には2つの意味があります。
| 種類 | 状態 |
|---|---|
| 現実全損 | 物理的に修理不可能 |
| 経済的全損 | 修理可能だが、修理代>時価額 |
「修理代80万円、時価50万円」——この場合、保険から出るのは50万円だけ。修理したければ、差額30万円は自腹です。
古い車を大事に乗っている方にとって、この「経済的全損」は本当につらいものです。
対策としては、「新車特約」や「車両全損時諸費用特約」があります。新車特約は新車価格相当額が補償され、車両全損時諸費用特約は買い替え時の諸費用がカバーされます。
自賠責保険と任意保険
「強制」と「任意」の決定的な違い
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険です。加入せずに運転すると罰せられます。補償は対人のみで、死亡3,000万円、傷害120万円が上限です。
任意保険は、自賠責でカバーできない部分を補償する保険です。加入は任意ですが、加入率は約90%。
自賠責だけでは全く足りません。
交通事故の損害賠償で、5億円以上の判決が出た例もあります。自賠責の上限3,000万円では、到底足りません。
自賠責保険は対人補償のみです。相手の車を壊しても、1円も出ません。
「任意だから入らなくてもいい」ではなく、「任意だけど入らないと危険」——これが正しい理解です。
🔍 保険を使う?使わない?
判断フローチャート
「車両保険はいくらから使うべきか」迷ったらこのフローで計算してください
修理代はいくらですか?
現在の等級は?
事故の種類は?
【最終判断の計算式】
修理代 vs 今後3年間の保険料増加分
→ 修理代の方が高ければ保険を使う!
📊 車両保険を使う目安 早見表
| 現在の等級 | 修理代5万円 | 修理代10万円 | 修理代20万円 | 修理代30万円以上 |
|---|---|---|---|---|
| 20等級 | 使わない | 要計算 | 要計算 | 使う |
| 15等級 | 使わない | 使わない | 要計算 | 使う |
| 12等級 | 使わない | 要計算 | 使う | 使う |
| 10等級 | 要計算 | 要計算 | 使う | 使う |
| 6等級(新規) | 要計算 | 使う | 使う | 使う |
※3等級ダウン事故の場合の目安です。年間保険料や保険会社によって異なりますので、正確な計算は保険会社にお問い合わせください。
「知っている」と「知らない」で
数十万円の差
17年間、数え切れないほどの事故対応をしてきました。そこで痛感するのは、保険の仕組みを知っているかどうかで、結果が大きく変わるということです。
18万円の修理で保険を使って16万円損した人。逆に、65万円の修理を保険で直して45万円得した人。弁護士費用特約を知らずに、もらい事故の交渉で泣き寝入りした人。知っていれば、結果は違っていたはずです。
この記事が、あなたの「もしも」の時に少しでも役立てば幸いです。
保険の使い方で迷ったら、遠慮なくご相談ください。
私たちは「保険を使ってほしい」立場ではありません。
お客様にとって本当に得な選択を、
一緒に考えます。
