板金塗装で事故車しない為に知っておきたいこと
目次
事故車（修復歴車）とは
修理したすべての車を指す訳ではない
壁や電柱にぶつけたり、交通事故にあったりして修理した車の全てを指すわけではありません。
きれいに直ってるから、事故車じゃないとは言い切れない
例えば、ディーラーで保険を使用した修理をしたとします。もちろん、新車のようにきれいに直っているはずです。ただそれでも、事故車扱い（修復歴有）になってることがあります。このようにお客様が知らないうちに事故車になってることもあります。そうならないために少し解説させていただきたいと思います。
事故車、修復歴車にはどうやってなる？
車の骨格部位を交換、修復したものが該当
車の骨格部位を交換したり、修復したものが該当するようです。「交通事故やその他の災害により、自動車の骨格等に欠陥を生じたもの、またはその修復歴のあるもの」 と日査協、公取協などの統一基準として定義されています。
どこを修理、交換すると事故車になるのか
以下の部位を交換したり、あるいは修復（修正・補修）したもの。
- フレーム （サイドメンバー）
- クロスメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロア
- トランクフロア
①から⑧の骨格部位に1箇所でも損傷があるもの又は修復されているもの。
交換しても事故車にならないパーツ
バンパー、ボンネット、ドア、フロントフェンダーなどの、ネジ止め部位（部分）は骨格にはならないので交換しても事故車にはなりません。
技術と修理方法の工夫で、事故車になることは防げる
板金塗装工場の職人技術、工場の設備で、事故車にならないように修理することも可能です。ただ、事故車になってないからと言っても、仕上がりが悪ければ価値は下がります。それに交換修理と比べて高額になるようでは意味はありません。
板金塗装工場を選ぶ際は、しっかり事前に確認して修理をお願いしましょう。
板金できますよだけでは、板金はできるけど仕上がりに問題がないことではありません。板金塗装で修理したあと、部品と部品の位置合わせは問題ないか、塗装はどれくらい持つか（光沢保証）、歪みは出ないか（後から波のようなうねり）を修理前にしっかり確認しておきましょう。