福岡で交通事故に遭ったら|事故直後から解決までの完全ガイド【保存版】

福岡で交通事故に
遭ったら

事故直後の対応 500件以上の対応経験 福岡の連絡先まとめ

事故に遭うと、誰でも気が動転します。
まずは落ち着いて、この記事の手順に沿って対応してください。

まず電話すべき番号

  • ケガ人がいる場合

    119

  • 警察への届出

    110

  • 保険会社

    証券記載の番号

※どんな小さな事故でも、必ず警察に届け出てください

私は福岡で22年間、自動車関連の仕事に携わり、500件以上の事故対応を経験してきました。

事故直後は誰でもパニックになります。何をすればいいかわからない、相手に何を聞けばいいかわからない、保険会社に何を伝えればいいかわからない……。

この記事では、事故直後から解決までの流れを、順を追って解説します。
このページをブックマークしておくと、いざというときに役立ちます。

事故直後にやるべき5つのこと

事故が起きたら、まず深呼吸。
そして、以下の5つを順番に行ってください。

1

ケガ人の救護・安全確保

まずケガ人がいないか確認。いればすぐに119番。
自分や同乗者のケガも確認してください。
車を安全な場所に移動し、ハザードランプを点灯。二次事故を防ぎます。

2

警察に通報(110番)

どんな小さな事故でも、必ず警察に届け出てください。
届け出ないと「交通事故証明書」が発行されず、保険が使えなくなります。
「相手が届け出なくていいと言った」は絶対にダメ。事故証明書の取り方は「交通事故証明書の取り方」で詳しく解説しています。

3

相手の情報を確認

氏名、住所、連絡先、車のナンバー、保険会社名を確認。
免許証・車検証を見せてもらい、スマホで撮影しておくと確実です。

4

現場の記録(写真・動画)

スマホで現場を撮影。車の損傷、道路状況、信号、ブレーキ痕など。
ドラレコがあれば、SDカードを抜いてデータを保存。
目撃者がいれば、連絡先を聞いておきましょう。

5

保険会社に連絡

自分の保険会社に事故発生を報告。
保険証券に記載の電話番号に連絡してください。
今後の対応をサポートしてもらえます。

絶対にやってはいけないこと

その場で示談しない。
「修理代払うから警察呼ばないで」と言われても、絶対に応じないでください。
後から痛みが出ることもありますし、相手が逃げることもあります。
必ず警察を呼び、保険会社を通して対応してください。

相手の情報と現場の記録

示談交渉で困らないために、現場でしっかり記録を残しておくことが大切です。

相手から聞いておくこと

  • 氏名(フルネーム)
  • 住所・電話番号
  • 車のナンバー
  • 免許証番号
  • 勤務先(業務中の事故の場合)
  • 加入している保険会社名と証券番号

現場で撮影しておくもの

  • 自分の車の損傷箇所(複数アングルで)
  • 相手の車の損傷箇所
  • 事故現場の全景
  • 道路の状況(交差点、信号、標識)
  • ブレーキ痕や破片の位置
  • 相手の免許証・車検証
500件の経験から

事故直後は興奮していて、「記録を残す」という発想が出にくいものです。
でも、後で「言った言わない」のトラブルになることは、本当に多い。

特に注意してほしいのは、相手が「自分が悪い」と認めている発言の録音
後になって態度を変える人もいます。スマホの録音機能をオンにしておくだけでOKです。

また、目撃者の確保も重要。
第三者の証言があると、示談交渉で有利になります。
「お名前と連絡先を教えていただけますか?」と声をかけてみてください。

保険会社への連絡

警察への届出が済んだら、自分の保険会社に連絡しましょう。
保険会社が、今後の対応をサポートしてくれます。

保険会社に伝えること

  • 事故の日時・場所
  • 事故の状況(どのようにぶつかったか)
  • 相手の情報(氏名、連絡先、車のナンバー、保険会社)
  • ケガの有無
  • 警察への届出状況

保険会社に連絡するだけでは等級は下がりません

「保険会社に連絡すると等級が下がる」と思っている方がいますが、連絡するだけでは下がりません
等級が下がるのは、実際に保険を使ったときだけ。
まずは連絡して、使うかどうかは後から判断できます。

自分に過失がない「もらい事故」の場合は、自分の保険会社が示談交渉を代行できないという特殊なルールがあります。詳しくは「もらい事故の対応|被害者が知っておくべき手順と損しないための注意点」をご覧ください。

病院での受診

事故直後は大丈夫だと思っても、後から症状が出ることがあります。
必ず当日か翌日には病院を受診してください。

「大丈夫」と思っても、必ず受診を

むち打ちなどは、事故から数時間〜数日経ってから痛みが出ることがあります。
事故直後に受診していないと、「事故との因果関係がない」と言われることも。
後からの治療費請求が難しくなるので、軽い接触でも必ず受診してください

受診時のポイント

  • 「交通事故で受診」と必ず伝える
  • 痛い箇所、違和感がある箇所をすべて伝える
  • レントゲンやMRIなどの画像を撮ってもらう
  • 診断書をもらっておく(人身事故への切り替えに必要)
整形外科を受診してください

事故後の受診は、整形外科がおすすめです。

整骨院・接骨院に通いたい方もいると思いますが、保険会社が早い段階で治療費を打ち切ってくることがあります。
また、後遺障害認定の際にも、整形外科の診断が重視されます。

どうしても整骨院に通いたい場合は、整形外科の医師の同意を得てからにしましょう。
その場合も、整形外科への通院は続けてください。

車の修理と代車の手配

車が損傷している場合、修理工場への搬入と代車の手配が必要です。

車が自走できない場合

  • 保険のロードサービスを利用(無料の場合が多い)
  • JAFに連絡(会員でなくても有料で利用可)
  • レッカー費用は保険でカバーされることが多い

修理工場の選び方

  • 保険会社が提携工場を紹介してくれることが多い
  • 自分で選ぶ場合は、認証工場・指定工場を選ぶ
  • 見積もりは必ず取ってから修理を依頼
  • 修理前に保険会社の承認を得ておくとスムーズ
代車について

相手に過失がある事故の場合、代車費用は相手の保険から出るのが基本です。
ただし、「代車が必要かどうか」「どの程度の車種か」で揉めることもあります。

修理工場によっては無料で代車を貸してくれるところもあるので、
工場選びの際に確認しておくと安心です。

示談交渉で損しないために

治療が終わると、保険会社から示談金の提示があります。
ここで知識がないと、本来もらえるはずの金額より少なくなることも。

1

保険会社の提示額は「最低ライン」と思え

相手の保険会社は、できるだけ支払いを抑えたいのが本音です。
最初の提示額は、法律上の相場より低いことがほとんど。
「これで示談してください」と言われても、すぐにサインしないこと。

2

治療費の打ち切りに簡単に応じない

治療を続けていると、保険会社から「そろそろ治療終了では?」と言われることがあります。
まだ痛みがあるなら、医師と相談した上で治療を続けましょう。
打ち切られても、自己負担で続けた治療費は後から請求できます。

3

弁護士への相談を検討する

ケガがある事故、過失割合に争いがある事故は、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士費用特約に入っていれば、自己負担なしで依頼できることも。
相談だけなら無料の法律事務所も多いです。

示談書にサインしたら、やり直しはできません

示談が成立すると、原則として内容の変更・修正はできません。
「後から痛みが出てきた」「思ったより治療費がかかった」と言っても、もう請求できません。
示談書にサインする前に、本当にこれで納得できるか、しっかり考えてください。

福岡の相談窓口一覧

交通事故に関する相談ができる、福岡の窓口をまとめました。

相談先電話番号備考
福岡県交通事故相談所092-643-3168県の公的相談窓口
福岡市交通事故相談所092-711-4086福岡市民向け
北九州市交通事故相談窓口093-582-2511北九州市民向け
日弁連交通事故相談センター
福岡県支部
092-741-2208弁護士による無料相談
面接相談5回まで無料
交通事故紛争処理センター
福岡支部
092-721-0881示談のあっせん・調停
福岡県交通安全協会092-641-8880一般的な相談

よくあるご質問

Q物損事故でも警察に届け出る必要がありますか?

はい、必ず届け出てください。届け出ないと「交通事故証明書」が発行されず、保険が使えなくなります。また、報告義務違反として罰則(3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金)の対象にもなります。

Q物損事故から人身事故に切り替えられますか?

はい、後から切り替えることは可能です。事故直後はケガに気づかなくても、後から痛みが出ることがあります。病院で診断書をもらい、警察に届け出れば人身事故に切り替えられます。ただし、時間が経つと因果関係の証明が難しくなるので、できるだけ早く対応しましょう。

Q相手が保険に入っていない場合はどうなりますか?

相手が任意保険に未加入でも、自賠責保険には加入しているはずなので、対人賠償は自賠責から支払われます。ただし上限があるため、超過分は相手に直接請求することになります。また、自分の保険の「無保険車傷害特約」や「人身傷害保険」が使える場合もあるので、保険会社に相談しましょう。

Q過失割合はどうやって決まりますか?

過失割合は、過去の判例をもとに、事故の状況(どちらが優先道路か、信号はどうだったか、など)から判断されます。通常は保険会社同士で協議して決まりますが、納得できない場合は弁護士に相談したり、交通事故紛争処理センターに申し立てたりすることもできます。

Q弁護士費用特約とは何ですか?

自動車保険のオプションで、交通事故の際の弁護士費用を保険でカバーするものです。多くの場合、上限300万円まで補償されます。これに加入していれば、自己負担なしで弁護士に依頼できます。自分の保険に付いているか確認してみてください。

Q示談交渉はどれくらいかかりますか?

ケガのない物損事故なら、1〜2ヶ月で示談が成立することが多いです。ケガがある人身事故の場合は、治療終了後に示談交渉が始まるため、数ヶ月〜1年以上かかることもあります。後遺障害が認定される場合は、さらに長くなる傾向があります。

Q事故を起こしてしまった場合(加害者)はどうすればいいですか?

基本的な対応は被害者と同じです。まずケガ人の救護、警察への届出、保険会社への連絡を行ってください。被害者のケガの状況を確認し、誠意を持って対応しましょう。任意保険に加入していれば、示談交渉は保険会社が行ってくれます。

事故対応のポイントまとめ

  • まずケガ人の救護と安全確保
  • どんな小さな事故でも必ず警察に届け出る
  • 相手の情報と現場の記録をしっかり残す
  • 軽い接触でも必ず病院を受診する
  • 保険会社の提示額をそのまま受け入れない
  • 示談書にサインする前に、よく考える

事故に遭うと、誰でもパニックになります。
でも、落ち着いて対応すれば、損をせずに解決できます。

この記事をブックマークしておいて、いざというときに参照してください。
福岡で事故に遭ってしまった方の力になれれば幸いです。

梅原隆也
この記事を書いた人

梅原 隆也

自動車関連事業で22年の経験を持つカーライフアドバイザー。福岡で中古車販売店の店長、板金塗装工場での修行、認証工場での磨き・コーティング担当を経て、受付として月間300件の問い合わせに対応。業界の裏側を知るプロとして、ユーザー目線の本音のアドバイスを発信中。